叱る時の「ダメ!」は子供の可能性の芽をつむぐNGワード!?
2017/02/09「ダメ!」
ついつい何気なく言ってしまう、子供の行動を制限する言葉。
特に自由に動けるようになり始めた1歳から、好奇心旺盛な3歳くらいまでの時期には、子供に「ダメ!」と言いたくなるようなハラハラ・イライラする場面も多いのではないでしょうか。
日常的に使ってしまう事は、少し注意しなければいけません。
どういう影響を与える可能性があるのか・どんな言葉に置き換えたらよいのかについて、考えてみました。
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ダメ!と叱るのがナゼいけない?言葉の影響を受ける『水』の話
水を入れた二つのコップ。
片方には「きれい」「おいしい」「ありがとう」などのプラスの言葉毎日話しかけ、
もう片方には「汚い」「まずい」などのマイナスの言葉を毎日話しかけえた結果、
プラスの言葉を話しかけられた水はキレイな結晶になり、もう一方は形のくずれた結晶になった
という話は割と有名です。
体の多くを水で占めている人間にも、同じことが言えるのです。
水分が占める割合は大人になるにつれて減っていくので、子供の方がその影響が大きいというわけです。
ダメ!ダメ!といつも言われる事で、子供の体中に、マイナスのエネルギーが流れます。
それは自己肯定感とか、自信とか、やる気とか、そういったものに悪影響を及ぼす事につながります。
子供を叱る時、〇〇しちゃダメ!はこう置き換える
危ないことをしそうになった時などには、とっさに「ダメ!!」という言葉が口をついて出てきてしまう事もありますよね。
どうしてもやってはいけない事をとっさに辞めさせたい時は、
「待って!」
「ストップ!」
または
「危ないから触らないでね!」
など、ダメである理由をダイレクトに伝えられると良いでしょう。
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そもそも本当に「ダメ」なのか
さわっちゃダメ!
のぼっちゃダメ!
危ないからダメ!
子供が幼いうちは何かとダメダメと規制してしまう事が多いですが、その「ダメ」は、命を落とす危険性があるようなものですか?
または、親にとって面倒なことが増えるから「ダメ」と言ってしまっている場合もあるのはないでしょうか。
幼い子供はたくさんの経験が必要です。
少し高い所から落ちて尻もちついて痛い思いをする事で、危険性や転び方を体感的に覚えていく。
こぼす事を体験する事で、どうやったらこぼさないようにできるかを学習していく。
親の手間が増えるような事もあるかもしれませんが、体験する前にダメ!ダメ!と行動の規制をしてしまう事は、自由に広がる子供のチャレンジ精神にフタをしてしまうようなもの。
少しくらいのケガなんて、自然治癒力の高い子供はあっという間に治るんです。
こぼしたり、汚したりしても、拭けばいい、洗えばいいんです。
そうやっておおらかに捉えられるようになると、子供ものびのびと育っていくし、大人にとってのストレスも減っていくはずです。
もちろん、他人に迷惑をかけるような事や、道徳に反するような事は、きっちり注意する事が必要です。
ダメな事ばかり注目せず、子供ができた事に注目する
ついついやっちゃダメな事に目が行ってしまいますが、子供が同じ過ちを繰り返さなかった時や、
一度注意した事をやらないでくれた時には、徹底的に褒めてあげましょう。
弟をたたかなかった
熱いところにさわらなかった
床やテーブルに落書きをしなかった
些細な事でも、見つけて褒めてあげるのです。
大人から見れば当たり前のことでも、そうやって覚えていくんですよね!
日々家事や育児でいっぱいいっぱいになってしまいがちですが、声のかけ方次第で子供の思考は変わってくるものです。
えらそうな事を言いながら私もついつい、第一声に「ダメー!!」と言ってしまう事もまだまだあるのですが…
子供と一緒に成長していきたい次第であります!