ナゼ?パパの前ではいい子。ママの前では悪い子な2歳児
2016/08/10
ママの前では、すぐ抱っこ抱っこ・家事もまともにさせてくれない。
叩く。すぐ泣く。ごはんもちゃんと食べなかったり、食事中に立って歩いたり・・・
でも、パパの前や、保育園の先生の前ではとってもいい子。
お行儀も良く、言う事も聞く。
この違いは何!?何か育て方を間違ったのかな・・・と不安になってしまいますよね!
うちの子もまさにコレだったので、その原因と対処法についてまとめました。
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ママの前で悪い子なのは、きちんと甘えられている証拠!
まだ2歳児。
自分の思いを全部伝えられる話術もないし、
ストレスを消化させるスキルも耐性も、未熟なのです。
保育園ではきちんとご飯も残さず食べるしトイレもできるのに、家では全く…なんてことはよくある話。
家の中でもパパの言う事は聞くのにママには反抗する・またはこの逆パターンもありますが、おかしなことでもなんでもありません。
信頼できる相手(ママ)だからこそ、イヤだ!できない!と言って甘えているのです。
もし育児に関わる事の多くをパパが担っていたとしたら、その相手はパパになるでしょう。
そもそも、いい子、悪い子の基準って、なんだろう。
何をもって、いい子・悪い子の判断をしていますか?
親の言う事を聞く子がいい子?
親の言う事を聞かない子が悪い子?
その判断の中に、親のエゴも含まれていませんか?
もし、
親にとって都合のいい子という意味のいい子を望んでいるとしたら、それは改める必要があるのではないでしょうか。
例えば子供にとって
【昨日叱られた事が、今日は叱られなかった】
【家では叱られないのに、外でやると叱られる】
これって、親の都合で『いい子』『悪い子』の基準が変わっているということ。
命に関わる事や、他人や自分を傷つける事意外は大目に見る
など、何か揺らがない基準を設けると良いかもしれません。
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親の言う事を聞かないのは、悪い子?
親の言う事を聞く子は、一見、いい子に見えます。
親としても、伝えたことを全部そのとおりやってくれたら、とってもラクですよね。
でも、まだ2歳。
自我がいちじるしく芽生えるはずのこの段階で、しっかりと親の言う事を聞いて実行できる方が実は危険なのです。
生まれてからは自分の意志というのものあまりなく、主張したい意見というものも持ち合わせていなかったでしょう。
それが、自分で考えられるようになり、言葉を使って伝えられるようになってくるのが2歳。
思い通りに体や指先を使えるようになってくるのもこの年齢です。
自分の身体の一部のようだった母親が、次第に自分とは違う1人の人間である事を感じ取る毎日の中で、指示されるのが嫌・自分は自分の好きなようにしたい!と、否定的な言葉や行動によって自己表現ができるというのはとても喜ばしいこと。
きちんと成長できている証拠です。
悪い子と判断して罰を与えることの是非
何を言っても言う事をきかない時・罰を与えれば言う事を聞くようになる場合もあるでしょう。
この場合、言う事を聞くようになる原動力は恐怖心から来ています。
痛い・つらい思いをするのは嫌。
これは本能に備わったものです。
自分に置き換えてみたらどうでしょうか。
罰を与えられるのって、嫌ですよね。
子供は1人の人間です。
ペットじゃありません。
痛い・つらいというマイナスの感情を使って教育をしてしまうと、子供の自信がなくなったり、それが正しい事と認識してしまう。
大人になった時に、モラハラをするような人間になりかねないのです。
ママの前でもいい子であってほしい時、どのように伝えていくか
だからと言って、子供の言いたい放題やりたい放題にさせて良いわけではありません。
人を叩くのはいけない事
食事中には立って歩かない事
思い通りにいかない事もある事
これらをきちんと伝えていくことが大切です。
おそらく一度伝えただけでは変わらないでしょう。
何度も、繰り返し伝えていくこと。
そして、いつも伝えている事をきちんとできた時には、しっかりと認めてほめてあげること。
また、「〇〇できてママも嬉しい!」とこちらの感情も伝えてあげると効果的です。
罰を与えられる等で、親に対してもお利口さんで育つということは、本来2歳くらいの年齢で親に受けてもらえるはずの感情の揺らぎを、大人になっても抱え続けることになるのです。
まとめ
ママの前だけで悪い子なのは、ママを信頼して100%甘える事ができている証拠。
良い時も良くない時もしっかり受け止めてあげることで、落ち着いた心がしっかりと根を張り、頑丈な土台ができあがります。
言う事を聞かせようと思わず、
受け止めてあげられると良いですよね!
おわり